冬の電気・ガス料金支援、この冬はいつ、何円引かれるのか?
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この冬の電気代の値引きは、12月の使用分から始まる。申請は要らない。
前の冬より1か月早く、そのかわり3月の使用分は入っていない。資源エネルギー庁の特設サイトによると、2026年10月29日の首相の記者会見で、中東情勢を踏まえ、使用量が多くなる12月から2月に支援すると示された。
値引きの単価
| 区分 | 12月使用分 | 1月・2月使用分 |
|---|---|---|
| 電気(低圧) | 1.0円/kWh | 4.5円/kWh |
| 電気(高圧) | 0.5円/kWh | 2.3円/kWh |
| 都市ガス | 4.0円/㎥ | 18.0円/㎥ |
家庭の電気はふつう低圧にあたる。寒さの厳しい1月と2月は、12月の4.5倍の単価になっている。
「12月使用分」は、原則として12月中の検針日から1月中の検針日までに使った分を指す。カレンダーの12月1日から31日とは限らない。
3か月でいくら引かれるか
特設サイトの試算画面は、12月の使用量を入れると、1月と2月を約2割多く自動で表示する。それにならい、12月に300kWh、1月と2月に360kWh使う家庭で計算する。
- 12月使用分:300×1.0=300円
- 1月使用分:360×4.5=1,620円
- 2月使用分:360×4.5=1,620円
- 合計:300+1,620+1,620=3,540円
使用量に単価を掛けるだけなので、自分の明細の使用量で同じ計算ができる。
前の冬と並べる
前の冬の支援は、2026年1月から3月の使用分が対象だった。国のよくある質問によると、低圧は1月と2月が4.5円、3月が1.5円。四国電力の料金表にも、料金月で1か月後ろにずれて2月分と3月分の4.50円、4月分の1.50円が載っている。
3か月の単価を足すと、前の冬は4.5+4.5+1.5=10.5円、この冬は1.0+4.5+4.5=10.0円。4.5円の月は1月と2月で変わらない。小さい月が、3月の1.5円から12月の1.0円に移った。
明細ではどこに出るか
北海道電力と東北電力は、夏の支援の案内で、値引き単価を燃料費調整単価から差し引くと説明している。この形なら、燃料費調整の行が小さくなって現れる。北海道電力はモデルケースとして3.5円×230kWh=805円の値引きを示していた。燃料費調整のないメニューも値引きの対象だと、国のよくある質問は書いている。
値引きは電力会社やガス会社が料金から行う。使う人の申請は要らない。特設サイトは、値引きを名目に個人情報や手数料を求める不審な電話やメールがあると注意を呼びかけている。手続きが不要なので、求められること自体がない。
対象にならないもの
プロパンガスは今回の対象にならない、と特設サイトは書いている。都市ガスでは、申請が不要なのは一般家庭と年間契約量1,000万㎥未満の企業などとされている。夏までの事業では、電気の特別高圧も対象外とされていた(国のよくある質問、北海道電力)。
支援は何度目か
特設サイトのよくある質問によると、値引きはこれまで2023年1月から2024年5月、2024年8月から10月、2025年1月から3月と7月から9月、2026年1月から3月と7月から9月の使用分で行われた。この区切りで数えると、今回は7回目になる。
出典
確認日はいずれも2026年11月2日。
- 電気・都市ガスをご利用するみなさまへ(資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援)
- 電気・都市ガスの小売事業者等のみなさまへ(同)
- 国が実施する電気・ガス料金支援による値引きについて(北海道電力)
- 燃料費調整制度・単価表(四国電力)
- 「電気・ガス料金支援」の実施に伴う電気料金の特別措置について(東北電力)