許容電流の計算
絶縁電線の種類と太さ、周囲温度、管の本数を選ぶと、補正後の許容電流を出します。
使っている式
許容電流 = 基準値 × √((絶縁体の許容温度 − 周囲温度) ÷ 30) × 電流減少係数。周囲温度は30℃以下なら30として計算します。基準値はIVの周囲温度30℃以下の値で、他の絶縁体もこの基準値に係数を掛けます。
温度の係数は、式の値を3桁に切り捨てた値と、2桁に丸めた値の小さいほうを使います。結果の丸めはしません。表の値とは1 A程度ずれることがあります。
使う前に
- 対象は銅の絶縁電線です。CVやVVFなどのケーブルは基準の周囲温度や計算の前提が違うので、ここでは計算しません。
- 中性線や接地線を本数に数えるかは資料で書き方が分かれています。原文で確認してください。
- EM-IEをHIVの代わりに電線管へ入れて非常用電源回路に使うことは、カタログで認められないと注記があります。
- 過電流遮断器との組み合わせ、施設場所の条件はこの計算に含みません。
- 電圧降下も別に確認してください。許容電流が足りていても、電圧降下で足りないことがあります。
資料の確認について
電気設備の技術基準の解釈(第146条)は、原文を確認できていません。値は下の公開資料で突き合わせたものです。設計や施工では、必ず解釈の原文と内線規程で確認してください。
参照した公開資料
確認日:2026年11月2日
- フジクラ・ダイヤケーブル「電線・ケーブルの許容電流」(JCS 0168に基づく資料)
- Panasonic「電線・ケーブルの種類と特性」(内線規程2016の抜粋)
- 電材サーチ「許容電流とは?」(電技解釈の表番号を明記)
- mugifa.com「許容電流計算ツール」(電技解釈の値として掲載)
- 電気の資格とお勉強「電線の許容電流(電技解釈第146条)」
- 電験超入門部「電技解釈第146条」
- 計算ツールズ「電線許容電流」(内線規程とJCSの値)
- スペック早見表「電線許容電流 早見表」(内線規程とメーカー公表値)
- ei-wiki 変更履歴 #118(解釈の原典と照合したとの記録。こちらでは原典未確認)
- IV・HIVのカタログ(PDF、電線ケーブル販売センター掲載)
- EM-IEのカタログ(PDF、昭和電線の製品、同センター掲載)
- EM-IEのカタログ(PDF、同センター掲載)
- EM-IEのカタログ(PDF、koshow.jp掲載)